スコットランド紀行 第4回
4月9日(火)〜12日(金) |
朝は7時に起きて食堂で朝食。8時には、チャーターバスに乗り込み工場見学へ。一日に3〜4箇所周りホテルに帰れば5時半。一同揃ってレストランで食事をしてあとはフリータイム。という大変規則正しい生活が3日間続く。4月8日の「グレンリベット」「カードゥ」を皮切りに、9日「アベラワー」「グレンアラヒ」「グレンファークラス」、10日「グレンフィディック」「バルベニー」、11日「ベンリアック」「ロングモーン」「グレングラント」「スペイバーン」「スペイサイドクーパリッジ」(樽の補修工場)、12日「マッカラン」と計13箇所の施設を回り、そのあいまに、ダフタウンのウイスキーショップで買い物もしたという、過密スケジュールだった。 しかも私以外の参加者は皆さん元気で、昼は蒸留所のテイスティングで、ストレートウイスキーを飲み、夜はレストランでエールをがんがん飲み、そのあとホテルのパブで飲み、部屋でも飲んでいた!その上、朝6時起きして、ホテル周辺を散歩して「ホテルのそばの公園から15分位歩くとスペイ川のほとりにでるんだよ〜」などと朝食の時にみんなで話している!風邪をひきそうになってへろへろしてる私とは、体のつくりからしてちがう〜〜〜! 工場を見学するのだって、実は体力がいる。蒸留所内は、なにもかも広くて大きいから、とにかく歩く歩く。工場内は暖かいけれど、蒸留の過程で流れてくるもろみの匂いで眠くなる。別に高所恐怖ではないが、マッシュタンを覗いて、ぶくぶくと発酵している液面を見た時は、落ちたら怖いなと思った。せっかく出してもらったウイスキーだって、体調が悪ければそんなには飲めない。 このままではいけない、と思い私がしたこと。それは・・・ 暖かくして眠る。そして出されたものはなんでも食べる。 いやこれは旅の極意です。少なくとも、私はそう思う。だからスコットランドの記憶はホテルの部屋にいて早寝(9時半消灯)していることしかない。ヨーロッパは夜の方が長くて面白いのに、残念なことであった。 けれども、ホテルの自分の部屋でくつろげたのは、とてもよかった。そこに下宿でもしているような気がしてきたから。暮らすようにして4日間をすごせたのは幸せなことだった。もしまたヨーロッパを旅することがあれば、一箇所に何連泊かして、その街をゆっくり見てまわりたいと思う。 でもほんとに生活はしていた。バスルームに洗濯物を干すことを私はタケイさんからおそわった。(ついでにカーテンをバスタブの中にたらすことも。知らなかったのよ〜。) |
そして買い物 |
これがまた、大変だった。(続く) |